ECHOSCAN
UNQ
STB
#···
概要 ブログ

ログイン前のデバイス継続性

重要なアクセスの多くは、利用者がログインしたりアカウントを作成したりする前に発生します。その時点では信頼済みのアカウント関係がありません。デバイス継続性は、現在のデバイスが以前に現れたか、何回現れたか、最近の活動に大きな変化があるかという早い段階の判断材料を提供します。

最初のアクセスから始まる継続性

Browser Verifier は送信完了後に Imprint を返します。導入先バックエンドが Report API v1 を照会すると、Lite Report に device.iddevice.seen_beforedevice.access_count が含まれます。

  • seen_before は今回より前のアクセスが存在する場合だけ true になります。
  • access_count は今回のアクセスを含みます。
  • 複数の Imprint が同じ Device ID に属する場合があります。Imprint は一つの完成済み Report を識別し、Device ID は導入先の権限範囲で認識されたデバイスを表します。

ログイン、アカウント作成、パスワード再設定、招待の利用、トライアル申請より前の段階で、これらのフィールドが継続性の情報を提供します。

Pro が追加する時刻と最近の活動

Pro Report には first_seen_atprevious_seen_at が加わります。初回アクセスの previous_seen_atnull です。直近 5 分、1 時間、24 時間について、イベント数、異なる IP 数、異なる国・地域数も返せます。

History Endpoint は Pro と Enterprise に期間指定のアクセス履歴を提供します。アクセスのペースや時間を通じた変化を調査でき、履歴全体はサーバー側で管理されます。

ネットワーク変化の扱い

一つのデバイスが自宅、モバイル、社内、旅行先のネットワークを移動することがあります。ネットワークの変化だけでデバイス履歴が消えたり、高リスクと決まったりすることはありません。

Report は現在のネットワーク状態を、同じアクセスのデバイス、ブラウザ、OS、継続性履歴と並べて示します。Pro では IP の整合性、プロキシリスク、プロバイダー、接続種別、ASN、取得できた位置情報も確認できます。

継続性はリスク判断の材料

seen_before: true は、導入先の権限範囲で過去のデバイスアクセスが見つかったことを示します。同じ人物であることや、アクセスが信頼できることは証明できません。共有端末、ブラウザプロファイルの変更、リモートアクセス、端末の譲渡によって解釈が変わります。

seen_before: false も危険を意味しません。新規利用者、新しいデバイス、OS の再インストール、大きな環境変化によって初回記録になります。

継続性は risk.status、Pro のリスク理由、アカウント状態、アクセス目的、導入先の認証結果と組み合わせて使います。

アカウント識別前の活用例

アカウント作成前には、同じデバイスが無料特典を複数回受け取っている可能性を確認できます。ログイン前には、継続性とネットワーク変化から追加認証の要否を判断できます。高額な操作の前には、最近の活動を取引リスクのポリシーと一緒に確認できます。

中程度のリスクでは、追加認証、レート制限、人による確認を優先します。一度のデバイス再訪だけで拒否すると、共有端末や正当な再訪を妨げる可能性があります。

公開フィールドと照会方法は Report と History のドキュメント で確認できます。

継続性に関する質問

Cookie を消去するとデバイス継続性も必ず消えますか?

単一の保存操作だけで結果は決まりません。EchoScan の継続性は、現在のアクセスと過去の観測からサーバー側で形成するデバイス情報に基づきます。ブラウザ環境の変化によって確度が下がったり、新しいデバイス記録になったりする場合があります。

ネットワークが変わった後もデバイス履歴は参考になりますか?

ネットワーク情報は判断材料の一部なので、引き続き参考になる場合があります。ネットワーク変更は通常の利用でも起こるため、現在の環境、継続性、最近の活動、導入先の業務データを合わせて評価します。

以前に見たデバイスなら同じ人物だと判断できますか?

人物の同一性は証明できません。デバイス継続性が示すのは、導入先の権限範囲で認識されたデバイス情報です。共有端末、ブラウザプロファイルの変更、リモートアクセスなども考慮する必要があります。